手術の影響を受けた顎関節症①
[2016年08月30日(火)] カテゴリ:
手術後の顎関節症
脳腫瘍種手術後に発生した顎関節症
48歳 主婦 女性
主訴:口が指2本分以上開かなくなった。
履歴:学生時代に悪性リンパ腫発症し放射線治療を受ける。歯がだんだんともろくなり殆ど入れ歯状態になる。2年前に脳腫瘍の手術を行った後、口が大きく開かなくなる。
他の症状:ふらつき、めまい、耳鳴り、視野狭窄、腰痛
所見:歯がもろくなり入れ歯を入れた段階から顎は不安定な状態にあると思われる。脳腫瘍の手術の後遺症として顎をはじめとした様々な不調が出現している。
施術:頭蓋、硬膜を緩めることを意識した施術を回数重ねることにより、ふらつきめまいや耳鳴りは少しずつ緩和している。口の開け幅は大きな変化は感じられないが、力を入れなくても開け閉めが出来るようになってきている。
お客様の感想:施術前に比べ疲れにくくなり、腰痛はかなり楽になってきているので引き続き施術を続けていきたい。
今後の方針:頭蓋骨や頸椎など骨を手術した場合は、当院の施術では症状の緩和に時間がかかると共に限界もある。しかしながら、根気強く自助努力も続けていくことで現状よりは良い状態に出来ると確信しているので、引き続き施術を続けていく。