精神的ストレスによる顎関節症
38歳 料理人 男性
主訴:一年前から両顎の痛み出てどんどんと酷くなっている。
履歴:元々寝ている時の喰いしばりで朝起きた時にこわばりがあったが、料理人として責任ある立場になった一年前から更に酷くなり、頭痛、首肩痛も出て来た。
他の症状:頭痛、首、肩痛、腰痛。
所見:ほっぺたや耳周りの筋肉がかなり凝っていて顎の動きに制限をかけている。ストレスによる脱毛も見られることから、呼吸も浅く精神的ストレスを逃がすために喰いしばっている状態。
施術:無意識の喰いしばりを解放するため頭蓋と呼吸を調整。手や腕のこわばりも解放することで顎の痛みが軽くなり、動きもスムーズになる。
お客様の感想:初回で楽になることができた事が驚き。通いたいが関西に居るので残念。
今後の課題:遠方に居住し通院できないためセルフにてケアするようアドバイス。意識的な喰いしばりは自覚するよう促すも、無意識の喰いしばりをどう対処できるかによって回復の度合いが変わってくるものと思われる。
精神的なストレスと肋骨の不具合による顎関節症
34歳 会社員 男性
主訴:5年前から顎が常に重い感じでグッと噛みしめたくなる状態が続く。左顎クリック。
履歴:仕事のストレス高く、特にアメリカに滞在していた3年前は歯ぎしり喰いしばりが酷く非常に辛かった。マウスピースは効果が感じられず肩こりも強くなってきている。
その他の症状:頭痛、首・肩の痛み、腰痛
所見:喰いしばりで上顎下顎共に口腔筋肉の硬直がかなり強い。頭蓋、肋骨、横隔膜の動きが著しく低下しており呼吸も浅い状態にある。
施術:呼吸の回復をメインにした全5回の施術で左顎のクリックが減少し、呼吸が楽になり噛みしめる頻度と強さも緩和し開口の違和感がほぼ無くなったので終了。
お客様の感想:朝起きた時の口のこわばりが減ったのが何よりありがたい。5回で楽になれたことに感謝。
今後の方針:精神的なストレス緩和と呼吸を意識して生活することの自助努力でケアしていく。
呼吸の浅さと精神的なストレスにて喰いしばりが強くなり発症したケース
27歳 会社員 男性
主訴:3か月程前からあごが開きにくくなり、右顎に音も鳴るようになった。特に朝起きた時にこわばりが強く開きづらい。症状が出始めて1か月は痛くて開けられなかった。
履歴:歯科にて痛み止めの服用と夜寝る時のマウスピース(スプリント)を着用するがあまり変化を感じられず。
何年も前から歯科治療の際は口を長く開けている事ができず勝手に閉じてしまう。
その他の症状:偏頭痛 肩、腕、腰の痛み 不眠と下痢も頻繁に起こる
所見:肋骨の動きに問題があり呼吸も浅い。仕事のストレスと元々の呼吸の浅さが寝ている時の喰いしばりを強くした結果起床時のこわばりが出ている。右の顎関節を触れるだけで局所的な痛みあり。
施術:頭蓋骨と肋骨への施術をメインに呼吸調整を合計5回行った。3回目までに顎関節の痛みはほぼ緩和。5回目にて開口の不具合も軽減したことから一旦終了とした。
お客様の感想:痛みが殆ど無くなり助かった。呼吸が楽になった事で精神的なストレスも軽減した。
今後のケア:精神的なストレスは避けようが無いので仕方ないとしても、呼吸のコントロールを定期的に行う必要が良い状態を保つことに欠かせない。