歯科矯正による顎関節症③
[2016年10月27日(木)] カテゴリ:
歯科矯正後の顎関節症
歯科治療をきっかけに発生した顎関節症
53歳 主婦 女性
主訴:下を向いていると開けづらくロックして開かなくなることもある。朝起き抜けがガクガクして一番辛く、歯の治療で開けていられず直ぐに閉じてしまう。
履歴:15年前、左下の歯ブリッジ作成した直後から顎の不調が出る
他の症状:ぎっくり腰、坐骨神経痛と頭痛が同時期から時々起きるようになった。首も凝る。
所見:開口時右顎の引っ掛かりがあるが、左顎は殆ど動かず開口にブレがある。口腔に強い喰いしばりの痕跡があり、本人も日中、就寝中に限らず喰いしばりが強く全身力が抜けない状態を自覚している。
施術:頭や手足の関節を緩めると共に肋骨の緊張を取ることを重ねることで、少しずつ顎が楽になってきた。途中、歯の治療により再度調子が悪くなったが回復も早く、10回目で起きた時の不快感もかなり減ってきた事から一応終了とした。
お客様の感想:顎が楽になってきたら腰の状態も良くなり頭痛も軽くなってきたのが嬉しい。近所にはこのような院が無いので、少し遠いが今後も定期的にケアしていきたい。
所感:歯の治療で顎の不調が出る事も多い。特に口をずっと大きく開けている事が身体の負担となり、全身様々な変調を引き起こしてしまうきっかけになる。時間が経てば経つほど回復にも時間がかかるので早めの手当てが必要である。